家で育てた採りたて野菜を
手軽に食べれたら、嬉しいですね。
りこだん農園は
実は、夏野菜の不作が悩みでした。
1番の原因は土俵にありました!
今日は、りこだん農園の経験を交えて
土壌の改良の仕方をお伝えします。
野菜が育たない原因は?
野菜が育たない原因はいくつかあります。
- 水やり
- 日当たり
- 肥料
- 気温
- 連作障害
- 病害虫
- 土壌
中でも1番大切なのは土壌です。
土壌が酸性に傾いていると
野菜は育ちにくい傾向にあります。
以前のりこだん農園は
上記の土壌以外のことには
すべて気をつけて育てていて
収穫を楽しみにしてました。
でも、土壌が酸性に傾いたらしく
なかなか思うように
育ってくれませんでした。(涙)
土壌が酸性って何?
日本では酸性雨が降るので
土がどうしても酸性になりがちです。
農家さんは、野菜を作る事前準備として
土壌のpHを野菜が育つ値にしてから
野菜作りをしています。
pHってなに?
pH(ペーハー)とは
土壌の酸性度やアルカリ度の値です。
7を基準に0〜14まであります。
pHの目安
pH7・・・中性 | 水道水や純水 |
pH7未満・・・酸性 | お酢やレモン水など |
pH7以上・・・アルカリ性 | 石けん水や重曹水など |
野菜が育つpHって?
野菜によって
それぞれの野菜が好むpHがあります。
酸性を好む野菜(pH5.0~6.0)
- ジャガイモ
- ブルーベリー
やや酸性を好む野菜(pH6.0~6.5)
- トマト
- ナス
- ピーマン
- キューリ
中性を好む野菜(pH6.5~7.0)
- キャベツ
- レタス
- ほうれん草
ややアルカリ性を好む野菜(pH7.0以上)
- アスパラガス
- カリフラワー
このように野菜で好むpHが違うので
目安程度になればと思います。
初心者が簡単に土壌を改良する方法とは?
土壌を改良するには
石灰を散布するという方法があります。
石灰の種類には
苦土石灰・有機石灰・消石灰・生石灰の
4つあります。
消石灰と生石灰はアルカリ分が強く
専門的な知識が必要だったり
取り扱いに注意が必要です。
今日は、初心者さんが
家庭菜園で簡単に扱える
苦土石灰と有機石灰についてお話しします。
苦土石灰
苦土石灰には、粉状と粒状があります。
どちらを使用てもOKです!
どちらも効果が出るまで時間がかかります。
植え付けの1〜2週間前に散布して
土と混ぜ合わせます。
粉状と粒状の大きな違いは
粒状は風で飛ばされることがないので
使いやすいです。
りこだんは、粉状を使ってましたが
確かに、散布した瞬間ちょっと
舞っていました。(笑)
使用量
一般的な畑や菜園は
pHを1あげる目安は
1㎡あたり100g〜200gです。
土の種類や水分量などで違いますが
1㎡の畑の土は
だいたい1200kg〜1800kgです。
注意点
肥料を撒きたいときは
苦土石灰を撒いて1〜2週間空けてから
肥料を撒きます。
苦土石灰と肥料を一緒に撒くと
苦土石灰が肥料の窒素成分と反応して
アンモニアガスを発生させてしまいます。
苦土石灰は植え付けしてからは撒くと
作物の根が痛んで、最悪の場合は
枯れてしまうので、植え付けの前に
散布を済ませます。
作物を植えた後に、土壌の酸度調整を
したいときは草木灰がおすすめです。
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有機石灰
カキ殻や卵の殻などの
有機物から作った石灰です。
土壌を中和する力は弱いですが
カルシウムの補給用として使われています。
特徴
有機石灰は散布した直後でも
植え付けができるので
すぐ植え付けをしたいときは便利です。
アルカリ分は40〜45%程度です。
りこより
野菜を育てるときは
土壌の環境が大切です。
苦土石灰や有機石灰で
酸性に傾いている土壌を改良してから
植え付けしてみてください。
有機石灰は散布後に
作物をすぐに植え付けれますが
苦土石灰は植え付けの
1〜2週間前に散布します。
肥料も撒きたい場合は
さらに1〜2週間前に散布します。
土壌の環境が改良されて
豊作になるのを楽しみにしています❣️